Contents
元気のない挨拶ならしない方がマシ
今朝、情報番組をぼんやりと観ていると、その番組が毎日やっている、じゃんけんコーナーで、番宣目的で出演した若手女優が、じゃんけんをする前に、朝の挨拶を行っていました。
これから学校や会社にむかう人に向けての挨拶のはずなのですが、その若手女優、何をそこまで照れる事があるのか、お通夜のようにか細い声で、行ってらっしゃいコールをされていました。
その若手女優さんが好きな人なら、別に蚊の鳴くような声でも良いのでしょうが、それ以外の人からすれば、元気の欠片もなく、やる気を削がれるような朝の挨拶はしてもらわない方がマシだと思いました。
しかも、じゃんけん後、スタジオがその結果に右往左往するなど、朝からグダグダな様子を全国に垂れ流してしまう始末で、斜陽を囁かれるテレビ局だけあるなという醜態ぶりでした。
挨拶がしっかり出来ない人間にロクな奴はいない
社会人ともなると、この挨拶がしっかりと出来なければ、それだけで、使えない人間、やる気のない人間だと評価されます。
たまに学生気分が抜けない人の中には、いかにもダルそうな感じで、
『おはよ~ございま~っす』
と、だらけきった調子で挨拶をする新入社員がいます。
これまでの経験から、こういう奴は、まぁ、仕事ぶりも、体たらくを絵に描いたような事が多く、少し注意をするだけで、幼稚園児のようにむくれ、そこで奮起するどころか、より意欲を失う傾向にあります。
(まぁ、元々、人より意欲が足りないので、それによる支障は少ない)
で、それで月日が経過し、少しずつ改善されるのかというと、そんな事はなく、いつまでもダラダラとしている事が殆どです。
そうなると、当然ですが、一緒に仕事をする上司や同僚からの評価も、ただ下降線を辿るわけで、最終的には、誰からも相手にされる事なくなります。
そこで、ようやくダラケ人間も、これはヤバイと気が付きます。
しかし、会社は学校とは違うので、いちいち、やる気もなく使えない奴に構っている程、時間も義務もありません。
(入社して数ヶ月の間、指導や教育もしているわけですからね)
結果、学生気分の抜けなかったダラケ人間は、居場所がない事を自覚して、退職してきます。
まぁ、会社としても無駄な人件費は払いたくもないので、引き留めもしません。
そんな人間には同情の余地などもなく、自業自得な訳です。
会社は給料を払って雇っている訳なので、やる気を感じない人間などは必要ないですからね。
仕事を覚えるのには、個人差や能力差はあれど、やる気というのはそれ以前の問題です。
そうした人間と言うのは、業務に就く前の挨拶からも分ります。
『おはようございます』
この挨拶の一言で、やる気がない事を見破られる人間は、社会人としてやっていくのは難しいでしょうね。
挨拶に声の大小は関係ない
よく、しっかりした挨拶と聞くと、張り上げるような大声の方が伝わりやすいと思っている人もいますが、それは勘違いです。
相手に、気持ちを伝える事が出来れば、声の大小は関係ありません。
この気持ちが伝わる挨拶が大切です。
その基本は、挨拶する相手の目をしっかりと見て、ハッキリと伝わる声であればよいのです。
(上司や会社の重役になれば、更に立ち止まってのお辞儀などが必要とされます)
しかし新入社員の場合であれば、まずは、元気とやる気が一番、大事です。
それが、朝からボソボソとした聞き取りにくい声や、相手から視線を逸らしながら挨拶するなどは、言語道断です。
これは、会社には行ってから学ぶ事に比べれば、何も難しい事などありません。
朝の挨拶は、マナー以前に、社会人としての気構えがみられる部分です。
それさえ出来ていないというのは、会社側から見れば、あなたをこれから大事に育てようと言う意欲が生まれないのです。
挨拶ぐらいでと思っていると、社会に出てから痛い目を見ますよ。