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差し出がましい行為は嫌われる所か相手を傷つける時もある
自分が良かれと思っていても、相手にとっては、それが好意どころか、差し出がましいと思われる事があります。
例えば、友人の男性に相手(奥さん、恋人)がいるのを知っていながら、バレンタインや誕生日に、ネクタイやシャツなど、身に付ける物を贈るというのは、完全にそれに当てはまります。
また、ちょっと難しい例えですが、友人の奥さんが病床に伏していて、知り合いである女性が、その子供に衣服を贈るというのも、差し出がましい行為だと考えます。
それがいくら親しい仲であっても、病床に伏している母親からすれば、元気であれば自分が子供にしてあげたい事を、頼んでもいないのに行う事は、病の身であることを責めさせる心理状態を生み、さらに母親としての尊厳さえも傷つけかねない行為にもなります。
女性からすれば、そうした事情を知っているので、少しでも役に立てればと思うのでしょうが、それは自己満足に過ぎず、相手に母親らしい事が出来ていないという、無言のプレッシャーを掛けるのと同じです。
これが、男性ならそこまで考えませんが、同じ女性であれば、複雑な心理状況を作り出してしまうのです。
もし、いま似たような状況にあり、同情から、相手の子供に何かしてあげたいと思っても、それは差し出がましい行動だという事を知っておいてください。
誰もが、好きで病気になるわけではありません。
そして、子供の事を誰よりも心配し愛しているのも、あなたではなく、母親なのです。
母親は病に伏せながらも、子供の事はずっと考えています。そして、時にはどうしようもないと分かっていても、子供に何もしてやれていないと、自ら罪を作り出し、責めてしまう事もあるのです。
そんな苦しい思いを抱えている母親に対して、優しい友人という自己満足を得たいがために、傷つける事はやめましょう。
もし、本当に心から友人として心配しているのなら、あなたを頼ってきたときに、存分に力になってあげて下さい。
それまでは、見守ることも大事です。行動を起こす事だけが、思いやりではないのです。
男が最も嫌う差し出がましい行動、発言とは
さて、最後に、女性が良かれと思っていても、男から見れば、差し出がましい女だと思う行動、言動だと感じるときがあります。
特に多いのが、友人関係に口を出す事。
『○○君ってさ、ちょっと無愛想で怖いよね。付き合うの考えたほうがいいんじゃない?』
など、恋人や夫の友人を悪し様に言って、その関係に口を出す女性。
これは、もう男からすれば、それまで、どれだけ最高の女性だと思っていても、一瞬で、気持ちが覚めてしまう行為。
男にとって友人関係は、ただの人間関係ではなく、自分の資産、存在価値を高めるものと同義な事ぐらい大事にしています。
それをよくも知りもしないのに、表面的な部分だけを切り取って、貶す様な発言は、男からすれば、自分自身を傷つけられたぐらいに腹立たしいものなのです。
女性は、悪気なく、アドバイス的なつもりで言ったとしても、男からすれば、差し出がましい以外のなにものでもなく、自分の事を貶されたように思います。
もし、悪気なく口をついて言ってしまった場合でも、言い訳などは一切にせずに、素直に謝罪してください。
男は、友人関係を始め、人間関係に口を出される事を極端に嫌う生き物です。
そこを挟んで口論を続ければ、最後は別れ話になる事は目に見えています。
後、だからと言って、男の友人を褒めるもやめてください。
嫉妬深いのは女性だけでなく男も一緒です。
芸能人の男を褒めるのと違い、身近な人間を褒めるのは、リアリティが手伝い、嫉妬深い男になると、浮気さえ疑ってきます。
面倒くさいと思われるかもしれませんが、別に難しい事はありません。
女性から、極力、男の人間関係の話をしなければよいだけです。
それがなくとも、会話に困る事はないでしょう。
たった一つの差し出がましい行動や発言が、大事な人との縁を失う事にありますので、よくよく注意してください。
それでも判断に困ったときは、相手の立場になって考えてみれば、見えてくる事が多いはずです。