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幼児性の強い夫に悩む
周囲の夫に比べて、自分の夫が少し幼稚なのではないかと、思った人はいませんか?
安心してください。あなただけではありませんよ。
そもそも、女性に比べて、男は幾つになっても幼稚な部分が抜けきらない所があるものです。
趣味にしても、女性は大人になるにつれて、ファッションや旅行、ヨガや料理教室などサブカルチャーなどが多いのに比べて、男は、どこか子供の趣味をそのまま引き継ぐ面が強くありますよね。
それでも、よそ様に迷惑をかけている訳でもありませんし、趣味にまで口に出すと、夫婦間に溝を作る事となり、あまり賢いやり方とは言えません。
しかし、今回、取り上げる幼稚さとは、夫婦として暮らす中で感じられる、精神面や、言動などにスポットライトを当てていきたいと思います。
夫が幼稚だと感じる瞬間
- 大事な決断を一人で決められない
妻が夫を頼りないと感じる瞬間でよく聞かれるのが、大事な決断を一人で出来ない時です。
しかし、妻に一言の相談もなく、何でも一人で決めるような夫も、同じぐらい幼稚な精神構造といえます。
では、大事な決断を一人決められない夫とは、具体的にどんな事をさすのかと言えば、妻ではなく、親に相談する夫。
そんな夫いるの~って、思ったあなたは、その分だけ幸せということなのですよ。
人生の中で大きな決断といえば、家を買う、車を買う、子供の進学などが挙げられます。
そうした決断を一人では出来ず、両親に意見を仰ぐ夫。
こんな夫を見るたびに、妻は、いったいこの先、私は誰を頼ればよいのだろうと、漠然とした不安に襲われることに。
- すぐに泣き出す夫
『絶対うそやん!』
と、思ったあなたは、その分だけ、夫に恵まれているのですよ。感謝の気持ちをこめて、今晩、おかずを一品を増やしてあげて下さいね。
夫婦で大事な話をしているときに、感情が昂り、泣き出して、そこでの話が有耶無耶になってしまう。
同じようなパターンでは、最後まで話し合いを冷静に出来ず、怒りを爆発させる夫も、幼児性を抱えていると言ってよいでしょう。
とにかく、感情の沸点が低すぎて、妻はいたって冷静に、理路整然と話を進めても、そこに意見をもって話を進めず、感情だけを先走らせる夫では、いつも結論を得ることが出来ずに終わるので、最終的に妻だけが問題を抱え、一人で解決しなければなりません。
それでは、もう夫は頼らず自分だけでと事を進めても、無視されたと、むくれてしまうタイプが多く、とにかく気疲れを覚えてしまうことが多いのです。
- 家族そっちのけで趣味に没頭
冒頭では極力、趣味に関しては干渉しないように言いましたが、こちらのタイプは、休日ともなれば、朝から晩まで、自分の趣味だけに没頭し、家族サービスを一切しない夫を指します。
家の事や子供の事に、ほとんど無関心で、妻にすべてを丸投げし、まるで独身時代とひとつもライフスタイルを変えない。
これは、もう、趣味の域をはるかに超えて、夫、家長としての責任放棄をしているので、趣味ではなく、家族を蔑ろにした我侭です。
幼稚性の夫にはどう対処すべきか
別居、離婚というのも選択肢の一つではありますが、それは最終手段となりますので、今回は省きます。
今回は、その最終決断に至る前の対処法を考えてみましょう。
まず、幼児性の高い夫と向き合うときに必要なものは何かと考えれば、母性。母親になるという事。
ここで言う、母親とは、なにも本当に夫のお母さんに習うという意味ではありません。
あくまで、目線、認識の改めという意味です。
あなたの目の前にいる夫は、もう立派な成人で、ケースによっては、子供を持つ父親でもあります。
そんな人間をつかまえて母親になれとは、訳が分からないと思われるかも多いでしょうが、精神性、感情面は、まだまだ子供だという事を把握しておく必要があります。
そうした幼児性が見られる夫と向き合うときには、子供と接するような心構えが必要となります。
と言っても、先ほども触れましたが、あくまでよい大人でもあるので、子供に喋りかけるような話し方は、夫を怒らすのでやめてくださいね。
幼児性が高いということは、そうした扱いに敏感でもあるので、相手から馬鹿にされていると思ってしまうのです。
幼児性の高い夫と話すときは、学校から帰ってきた子供と話すように、まずは、たわいもない話でも、夫の話を遮らず、根気よく聞いてあげて下さい。
そして、しっかり聞いているという姿勢を見せることが必要です。
あなたが本題を急ぎ、途中で話を切ってしまう行為は、夫のプライドを傷つける行為にもなりますので、辛抱をもって聞いてあげて下さい。
夫が自分の話、意見を出し切ったところで、あなたの話(相談、意見)をしてください。
注意したいのは、明らかにあなたの話、結論が最適解であっても、夫の面子を潰さず、夫婦一緒の結論であることを強調、演出してあげる事が大事です。
『あなたの意見を聞いていて思ったのだけど』
『私の案はこうだけど、あなたの意見を聞かせてほしいの』
など、夫を尊重している事を伝える事で、幼児性のある夫も、頼られている事で、自覚と自信が芽生えてきます。
そうすると、元々はよい大人なので、あなたが望む頼れる夫になるのも、そう時間は掛かりません。
先述の趣味に没頭し家族を省みない夫にしても、夫の趣味に文句を付けるのではなく、認め、褒めてあげ、気持ちよくさせてあげてから、相談事や、家族の話に水を向ける方法が穏便でしょう。
自分に非があると分かっていても、頭ごなしに怒られると、開き直ってしまうのが幼児性の特徴でもあります。
あくまで、母親になった気で、子供がおもちゃ遊びをずっとやめないぐらいで、対応してみてください。
最初は、面倒くさそうな返事や、つっけんどんな態度をみせるでしょうが、家族も夫の存在を必要としている事を伝えると、悪い気はせず、渋々でも協力するようになります。
その時には、当たり前の事をしただけなのですが、有難う、やっぱりあなたがいると助かるわなど、持ち上げてください。
幼稚性というのは、悪い面ばかり見ると、厄介ですが、裏を返せば単純な所があり、そこに可愛げを見つけてあげると、面白いように、あなたの手のひらで転がり続けてくれます。
それまでの躾、教育が少し大変ですが、ちょっと大きな我が子と思い接してください。
そうして続けていく内に、理想とする夫を育て上げる、母親とも、ブリーダー気分ともを楽しむ気持ちを持つようになる筈です。
また、その気持ちを持つことが、幼児性のある夫と向き合う事で一番、必要なものともいえます。