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自業自得の涙に同情はするな
昔は、涙といえば女の武器などと揶揄されていましたが、近頃では、男も泣いて見せて同情を買おうとする輩が増えていると言うから情けないものです。
最近でも、某アイドルグループの一人が、ファンの前で、自分の窮状を嘆きながら号泣したということが報じられていました。
まぁ、そのアイドル、これまでも傍若無人な言動で周囲の不興を買ったり、女癖の悪さも次々と報じられ、最近では、犯罪者(事件前)と一緒にご機嫌な姿で写真を撮っていた事も問題となったりで、個人的には、札付きの悪という印象しかありません。
いわば、全て自分で蒔いた種にも関わらず、その事でピンチになり、ファンの前で号泣って、どれだけ情けない男なんだと思いました。
そう思ったのは、私だけでないようで、ネット上では、同じような声が多数見られ、安っぽい同情を買おうとした結果、より不興を買ったようですね。
それでも、その場にいたファンは、そのアイドルの涙にコロッと騙されるのですから、案外、男の涙(ただしイケメンに限る)も馬鹿には出来ないのだなと、妙な感心も覚えましたが。
散々好き勝手やっておきながら
前述は、憧れのアイドルと言う分厚いフィルターが掛かっている事から、その涙に騙されてしまう人もいるのでしょうが、一般でも、浮気や遊び呆けて、彼女を悲しませておきながら、同情を引いて許しを請う男がいます。
例えば浮気をしても
『本当に悪かった。最近、お前が仕事で忙しくして、ずっと会えなかったから、寂しくて、つい…』
と、浮気をしたにも関わらず、まるで、あなたが男に構ってあげられなかった事が原因かのように言って、許してもらおうとしています。
しかも、床に跪き、申し訳なくて、顔も上げられないという風に俯きかげんで言えば、何だか、可哀相な気さえしてくる事も。
しかし、騙されないで下さい。
あなたが、同情する素振りを少しでも見せれば、男はそれを見逃さずに、
『本当にごめん、○○みたいな優しい彼女がいるのに、俺は何て馬鹿野郎なんだ!』
と、臭い三文芝居でも打って、本来、あなたが怒って当然の場を、有耶無耶にしようとしてきます。
安っぽい同情を買おうとする男は、実は、抜け目の無い男で、あなたの感情を同情一つでコントロールしてこようとするのです。
弱音を武器にする男には気をつけろ
また、浮気以外でも、仕事でミスをしたり、あなたとの大事な約束を破ったときにも、この手の同情を売る男は曲者です。
本来であれば、仕事でミスをした話などは、楽しい二人の時間では聞きたい話題ではありません。
しかし、同情を安売りしている男は、あの手、この手を使って、あなたに同情を売りつけてきます。
仕方なく、あなたは、男の愚痴を聞いてあげ、あまつさえ慰めの言葉も掛けてあげます。
こうした事も、たまにであれば良いのですが、この同情セールスマンは、そこに一種の快感と、常習性を覚えてきます。
そうしてくると、どんどんと図々しくもなってきて、男に完全に非があったときでも、
『すまない、俺が情けない男ばっかりに…』
と、まるで少年漫画の主人公の必殺技ばりに、ピンチ(自分が)のたびに使ってくる様になります。
必要なのは涙ではなく反省した姿
もし、あなたの彼氏が、やたらと弱音を吐く事が多かったり、自分の事を棚に上げながら、まるで被害者かのような言動をする所があれば、要注意です。
その同情を許すたびに、男は、この人は自分の同情をいつでも買ってくれる女だと判断してきます。
そうすると、これまで以上に愚痴や自業自得な行いにまで、同情をセットに売りつけてくるようになります。
このタイプの男は、許しを与える度に、その行動がエスカレートする可能性があるのです。
そうならない為にも、あなたが取るべき態度は、許しを与える前に、男にしっかりと反省を促すことです。
弱音や、言い訳などは徹底して突っぱね、同じ過ちを繰り返さないよう、行動で示してほしいと、毅然とし態度で臨む事が大事です。
男も、あなたに同情を売りつけることが出来ないと悟れば、これまでの態度や考えを改めるかもしれません。
もし、それでも男に改悛した様子が見られなければ、残念ですが、その男はもはや手遅れです。
この先、その男と結婚しても、自分の過ちを心から反省し謝罪をする事無く、ただただ、あなたの情けに縋りつこうとし、許しを得ては、同じことを繰り返すでしょう。
こうなってくると、男へ掛けた同情も、一種の甘やかしで、一端の責任はあなたにもあるとお考え下さい。
そして、そんな男でも見捨てる事ができないと言うのであれば、愛する男性という認識から、神様に与えられた試練だとでも思って、日々を頑張ってください。