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男の前だけ猫をかぶるぶりっ子女は嫌われる
女性同士で最も同性から嫌われるタイプとして、よく挙げられるのが、普段はそうでもないのに、男の前になると、か弱い女性を演じる、ぶりっ子タイプ。
当然ながら、露骨なまでの豹変ぶりに、本性を知る女性からは総スカン。
しかし、女性が最もぶりっ子タイプを嫌う理由は、意外に男性受けがよいという事でしょう。
自分は、何一つ偽らず正直に生きているのに対し、ぶりっ子女は、男の前だけ、可愛らしい女性を演じる、ずる賢いだけの人間・・・
それでも、合コンともなれば、それは凶悪的なまでの効果を発揮。その場にいる男性陣を虜にし、ちょっとした逆ハーレム状態を作ってしまう事もあります。
ぶりっ子女に夢中になる男たちを肴に、人生の中でも1,2を争う苦いお酒を飲まされる訳ですから、最早、殺意させ覚えたくなるでしょう。
そして、同時に
(簡単に騙されて男って本当に馬鹿なんじゃいの?)
と、やり切れない思いを、心の中で吐き出すしかありませんよね。
ぶりっ子女は、モテない女など最初から眼中になし
いつも男の受けが良い、ぶりっ子女は、もはや親の仇以上に憎い存在にも思えるかもしれません。
しかし、ぶりっ子女は、そうした自分に向けられる、憎悪も嫉妬心も、一切意に介していません。
むしろ、分かりやすく自分に優越感を与えてくれるモブ(脇役)ぐらいにしか思っていません。
ぶりっ子女にとって、人生の中で最も評価されたい相手は、狙う男性だけなのです。
こう文字にすると、ただの男好きに思われますが、合コンに参加している以上、男性が好きなのは一緒ですよね?
なのに、ぶりっ子女を、男好きな低俗な存在と貶める事は、結果的には自分にも返ってくることなのです。
むしろ、男の評価を独り占めされている時点で、そこにはモテる女とモテない女しか存在しません。
ぶりっ子女はモテない女性たちが作った偶像である
ぶりっ子女を憎む女性で、最も多い特徴は、恋愛をしたいと思っているだけで、男性に好かれる努力をしていないタイプ。
そうした女性から見れば、ぶりっ子女は、とても計算高く、男を惑わす魔女のようにも見えるようです。
しかし、男からすれば、初対面でも、愛想よく、フレンドリーに話しかけられれば悪い気はしません。
それが例え作り物でも、その場で完璧にやり遂げる事ができれば、それは実力なんです。
逆に、自然体という耳障りの良い言葉で、自分を装っている女性は、男から見れば、まったく何の魅力も感じない、恋愛対象外の存在でしかないんですね。
計算であれ、自分の話を共感するようなテンションで聞いてくれる女性と、
まったく興味が無いことを顔に出す女性であれば、男は、後者の女性には、絶対、良い印象を抱く事はありません。
それは、正直ではなく、自己の事しか考えていない、モテない女の一番の特徴です。
そのくせ、自分に関心を示してもらえなければ、相手に不満を抱く。そして、その原因を、あのぶりっ子女さえいなければ、と責任転嫁する。
ぶりっ子女とは、そうしたモテない、自分の非を認めない女性たちが、怒りをぶつける対象として、作り上げてきた偶像と言えます。
ぶりっ子女は憎むべき敵ではなく、恋愛を教えてくれる教師である
男からすれば、男心を良く分かってくれる、とても印象の良い女性。
それが、モテない女性たちが躍起になって、火炙りの刑や、釜茹でに処したいと、憎むぶりっ子女に対する、男からの評価です。
そして、ここまで読んで、
『そんな性悪女に騙される、馬鹿男なんてこっちから願い下げよ!!』
と、顔を真っ赤にして、怒りをあらわにされているかも知れません。
しかし、そろそろ、そんな男たちも相手にもされない、自分自身にも気付くべきだと思います。
等身大の自分という、男からすれば、我が侭で幼稚にしか映らない、何の価値も無いキャッチコピーのようなものに縋り続けている間に、仇敵であるぶりっ子女は、狙いを定めた男性をゲットし、早々とゴールインされている事でしょう。
ぶりっ子女は、人生においての努力すべきベクトルを恋愛に全て注いでいるわけです。
それに比べて、それをずる賢いと非難するだけで、自分は、あんな真似、絶対に出来ないわ~と、仲間内でこき下ろし、彼女の努力には一切、目を向けない。
まぁ、自らモテない道を突き進んでいるとしか言えません。
しかし、一つ、見方を変えることができれば、ぶりっ子女は、男にモテるノウハウの塊と言っても過言ではありません。
憎むべき存在という目線から、恋愛の教師として、彼女を見る事ができれば、モテない自分が、どれだけ、男性から見て、魅力の無い女性に映っていたかを自覚できるでしょう。
それは一時の恥ではありますが、男性に好かれる女性に変身できる洗礼でもあります。
まずは、これまでの自分を省みる事が大事です。
そして、一度、ぶりっ子女を師事すると決めたなら、これまでのことはキッパリ忘れ、見本、お手本として、一挙手一投足を観察してみましょう。
これまでであれば、腹の立つ言動が、テクニックにも見えてくるでしょう。
勉強でも、スポーツでも、仕事でも、誰にも教わらず、上達する人はいません。
上達の近道は、良いお手本、思い描く理想像に近い人物から学ぶ事です。
そして、男性心を学ぶには、ぶりっ子女は、最もそれを知る人物なのです。
恋愛において、自分をレベルアップさせてくれる、ありがたい存在として認める事ができれば、くだらない憎悪を抱く事も無く、前向きな気持ちで日々を過ごす事ができるでしょう。
憎むことより、認めることで、自分の糧にしていきましょう。