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じゃいの離婚約ってどういう意味なの?
いま、お笑いトリオ・インスタントジョンソンのじゃいさんが自身の体験を綴った本、離婚約が話題を集めています。
今年8月に出版されたようで、私は偶然、見ていたミヤネ屋にじゃいさんが、本の告知をかねてご出演されていた事で知りました。
タイトルの離婚約は、将来離婚する日を約束するという意味合いだそうです。
ちなみに、じゃいさんは奥さんに離婚したい気持ちを伝えられた後、それが4年後の話であったことを語られていました。
個人的には、タイトルには惹かれましたが、番組でじゃいさんのお話を聞くだけで、本の内容が大まかに想像でき、また、最後まで、何故4年物を月日が必要なのか分かりませんでした。
というのも、離婚実行日までの4年間は、これまで通り家族一緒に暮らし、普通に会話などもあるようで、それを4年間も続けられるのであれば、離婚しなくてもと思いました。
離婚約は、一般家庭でも起こりえるのか?
一時期、卒婚が流行ともなりましたが、これは長年夫婦関係を続ける中で、お互いにひと段落を着け、これからは、いち個人の人生を歩んで行きたいという理由や動機が明確で、とても共感できました。
それでも、奥さんから卒婚を言い渡され、慌てふためく夫は多いのでしょうが、長年、自分や子供など家族を支えてきた奥さんの苦労に、個人の人生を尊重させてほしいという理由を前にすれば、耳を傾けない訳にいきません。
しかし、じゃいさんの離婚約の場合には、一般的に浸透しにくいだろうなというのが印象です。
まず、女性が離婚を一度、決意すれば、覆る事は少なく、話し合いが難航する事はあっても、予定日をわざわざ決めるなんて、段取りを組む必要性がありません。
また、じゃいさんの場合は、4年後とあります。
4年という年月もあれば、どちらかにどんな事態、変化が起こらないとも限りませんし、何より新生活を始めるのであれば、1年でも若い方が良いに決まっています。
まして、じゃいさんがスタジオで話された内容の中には、慰謝料、養育費は奥さんは求めておらず、現在預かっているお金があればよいとまで話がまとまっています。
つまり、離婚後に最も必要、大事とされる経済、生活面での不安もない訳で、いつでも離婚し新生活に入れる環境において、わざわざ4年間もの時間を待つ必要を感じませんでした。
じゃいさんご夫婦の場合、私から見たら、離婚までの4年間というより、離婚を考えるまでの4年間で、その期間を最終決断までの猶予期間としているのかと思いました。
奥さんの中で、4年間、じゃいさんの変化、改善を求めているのかもしれませんね。
だとえ違っても、その4年間を猶予期間だと考え、これまでの自分を見つめなおし、省みる事で、復縁の可能性が生まれてくるかもしれません。
何度も言いますが、別れを決意した女性が、心から嫌だと思った夫と同じ屋根の下で4年間も暮らせませんから。
離婚約はいわば、奥様からの最終シグナルとも受け取れ、それを額縁通りに受け取るのは早計という事もあります。
これは、一般夫婦でも言えることで、そうしたシグナルだった場合には、プライドなどかなぐり捨て、縋り付くのも賢い選択となる場合があります。
一時のプライドを優先して、あの時引き止めておけばと、後悔の日々を過ごす事を考えれば、一時の恥ぐらいはかきましょう。