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楽しい友人関係に亀裂を与える金銭感覚とは
仲の良い友人たちとの会食。そのお店選びを任された人が人並み以上の金銭感覚を持っていた場合、思わぬトラブルを引き起こすことがあります。
こうしたトラブルは表面化がしにくい分、本人も反省する機会が得られず、ただ静かに大切な友人たちが去っていくという、悲しい結末を迎えることが多いのです。
今回は、なぜ、そうした最悪の結末を迎えてしまうのか、そして、どうすれば上手く対応できるのかを考えていきたいと思います。
少しでも満足してほしいという思いなのだが…
少しでも友人たちに美味しいものを食べてほしいと考えての行動であっても、各自の負担する金額が高く設定されると、何もここまで贅沢なものを用意しなくても良かったのにと、不満を漏らしたくもなるものです。
それでも友達が好意でしてくれたことだからと表向きは感謝するので、お店を選んだ本人は本当に友人たちが喜んでくれていると信じてしまうのです。
お金のことは言いにくい分、心にたまりやすい
友人関係であるなら時に相手に悪く思われようと、問題点を指摘するものだという考えもあります。
しかし、今回の件では本人が無自覚に近い金銭感覚によるものなので、そこを指摘するのが難しいという点があります。また、お金が関係してくる問題なので、それを指摘することで、自分がお金にうるさい人間だと思われるのではとブレーキをかけてしまうのです。
とかく、お金のことはナイーブな面もある上に、自分たちを喜ばそうという好意からなので、尚更、言いだし辛い状況を作ってしまいます。
それでも、口に出せないぶんは心に積もっていくので、内心では文句を言いたい気持ちを抑えるようになり、それがその人物への評価を下げることに繋がっていくのです。
贅沢よりも気楽さが勝ることもある
友人たちを楽しませるために贅沢な食事や趣向を凝らすのではなく、みんなが金銭的な意味も含めて気楽に参加できる催しのほうが歓迎されます。
サービス精神が旺盛な人ほど、大掛かりなことを考えてしまいがちですが、そもそも気心が知れた人たちが集い、会話に花を咲かすだけで幸せな時間なのです。
自分にとってはどうという事のない金額であっても、誰かによっては参加を躊躇いたくなる負担となることもあるのです。そこを配慮し、みんなが気楽に参加して楽しめることを考えてお店選びなどをすれば、これまでのような形だけでなく、心から感謝をされるでしょう。
どうしても自分の金銭感覚から抜け出せないという方であれば、お店選びをする前に友人たちから予算を聞いておくと、余計なトラブルを招かなく済むでしょう。