Contents
好きな相手と会話が合わない
好きになり、付き合うようになってから、ふたりで色々な話をする中で、ふと、話がかみ合わないと思ってしまうことがしばしばある。
当然、それぞれ別人格で価値観などにも違いがあるので、全てにおいてうまく噛み合うことなど奇跡のようなもの。
しかし、話がかみ合わないというのは、価値観うんぬんではなく、コミュニケーションを交わす中で齟齬が生じているということです。
そして会話がうまく繋がらないという事は、お互いを理解していくうえで大きな障害ともなりえます。
当初は、気持ちが優先して気づくことがなかった相手の面が見えてくるという事はよくあることです。
ただ、その中でも会話が噛み合わないという点は、無視できないものがあります。
どのレベルまで話がかみ合わないのか
話が噛み合わないといっても、その程度には差があります。
一つのテーマについて話をして、自分と違う感想や、時に対立した意見という場合であれば、それは相違や考え方の違いからくるもので、深刻と捉える必要は少ないでしょう。
しかし、根本から話が噛み合わないという場合には、会話のレベルがかけ離れているという時に起こりやすいケースです。
それは両者の間にある教養や知識に差がありすぎて、話をしたくても一方の理解が得られないことで、コミュニケーションに障害が生じてしまうのです。
また、育った生活環境に違いがありすぎる場合にも、物事のとらえ方や価値観そのものに隔たりがあれば、会話が噛み合わないことがあります。
このようないくつかのケースに当てはまる場合には、努力や歩み寄りをしても埋められない差というものが残り、結局、その関係に疲れてしまうことが多いようです。
会話のレベルというのは、その人のこれまでの環境や教育などのトータルが作り上げるものでもあり、そこに日常的に違和感を感じることは、その先に無理が生じる可能性が高いことを示しています。
話のかみ合わない相手とうまく付き合う方法はあるのか?
前述のように、家庭環境や教育などから生まれる会話のズレは、努力を重なてもすべてを克服するは難しいでしょう。
相手に合わせたふりでやり過ごすという事もできますが、それも長くなれば続けることが困難になるでしょうし、一方だけが負担を強いられ続ける関係は健全とは程遠いものがあります。
それほど、根本から話が噛み合わないということは、相手との関係性を発展させるうえでの困難となります。
それでも、相手のことが好きで諦めきれないという場合には、食らいつく覚悟で、相手のことを一から勉強していく思いで付き合っていく必要があります。
そのうえで、分からないことがあれば、恥を捨てて相手に訊ねる勇気も大事です。案外、そうした素直な一面というのは相手に好感を持たせることも多く、知ったかぶりをするよりも効果的です。
そうすれば、相手の方もあなたに合わせようと努力をしてくれるかもしれませんし、そうした双方の努力を続けるうちに、二人だけの会話ラインを見つけることができるかもしません。
何事も、一人で思い悩まず、素直な気持ちをぶつけてみることが大事です。そうすれば、これまでかみ合わなかった会話の歯車も、うまくカチッとあうことがあるかもしれません。