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結婚後に突然仕事をやめてほしいと言われた…
昔より一定数、女性は結婚後に家庭に収まってほしいと願う男性がいます。最近ではそうした男性も減ってきたとも言われていますが、結婚後にも女性が仕事を持つことを良しとしない考えの人はいます。
政治家やメディアなどからは女性の活躍を求める気風こそ伝わりますが、それが現実社会でどれだけ浸透しているかと言われると、まだまだ後進的な印象が拭えないのではないでしょうか。
そうした言葉だけが独り歩きしている状況下が、平然と女性に仕事をやめてほしいと言える一因となっているのでしょう。
ただ、結婚後も仕事を続けるという意思はいくらでも結婚前に伝えることが出来るわけで、そうした話し合いをしてこなかった点に関しては双方の落ち度とも言えます。好きという気持ちだけで突っ走り、価値観の確認作業を怠ったことは否めません。
やや厳しいようですが、普段より仕事が生きがいや遣り甲斐となっていることが相手にうまく伝わらない時点で、そこを理解しようという考えがない男性ということが分かります。
一方的に自分に犠牲を強いるような男性であれば別れる方が賢明でしょう。
話し合っても解決できないタイプの男性とは
男性がどのような理由で仕事をやめてほしいと願っているのかにより、解決できる問題なのかが判断できるかもしれません。
例えば、男性側がはるかに経済力の面で優れており、生活を含めた金銭的負担は一手に担うので、自分の手が回りづらい家庭を任せたいというケース。働き手の稼ぎが生活の基盤であるという考えとともに、そこに余裕があるのだから大人しく自分のサポートに回ってほしいというのが男性の本音と考えられるでしょう。
こうした思考、価値観の持ち主は妻に社会的立場、責任において対等を求めておらず、一歩後ろに下がって支える役割に徹してほしいと思っています。
これが、女性の方も仕事に執着がなく主婦を頑張りたいという考えの方であればうまく噛み合います(その後うまくやっていけるかは別として)
ただ、女性が結婚後も今の仕事を続けたいと思っている場合には、男性側は自分の中にある理想とする環境から大きく思惑が外れることになるので、その決断を認めないでしょう。
経済力に自信がある男性はそれを権力と錯覚している人が多く、力を多く有している人間に従うべきということを隠そうともしません。そうしたタイプは、出来る妻より従順な妻を求めがちです。そうしたケースではいくら話し合いをしても解決は難しく、結婚観に関しては根本から合わない男性と諦めるほうがよいでしょう。
結婚前にでどれだけ会話を積み重ねられるか
男性は言葉にはしませんが、家庭を持った時に女性が自分と対等、または対等以上の経済力をもつことを忌避している面があります。
それでも、共働きでなければやっていけないという切実な事情がある場合には、そうしたプライドや劣等感を引っ込められる適応性は持ち合わせています。このケースであれば、男性は生活のためという大義を得ているので、結婚後も女性が仕事を続けることに意見することは少ないでしょう。
ただし、もとから女性が働くことに柔軟な考えを持っている男性とは似て非なるタイプなので、多少と経済力に自信が出てきたら女性の仕事に口を出すようになる可能性はあります。
見極めは難しいところもありますが、やはり結婚前よりお互いの家庭像やライフスタイルについてじっくりと話し合う事は大切です。もし、そうした話し合いを遠ざけるようなことがあれば、女性が働くことをよく思っていない本音を隠している場合があります。
友人であれ、恋人であれ、大切なテーマを話し合う時にごまかすような相手であった場合には、その人間関係に進展性がないと判断する材料ともなります。まして夫婦ともなれば最も会話に時間を費やすわけで、そこで本音を語れない相手は信用できません。