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誰もが愚痴をこぼしたいとは思わないが…
生きていれば時に理不尽な思いをさせられることもあります。
そんな時は、つい親しい人などに愚痴をこぼしてしまうことも。しかし、黙って聞いてくれる人もいれば、ときに愚痴を聞くことを嫌う人もいます。
もちろん、愚痴を聞いて楽しい人などおらず、相手のやさしさに甘えていることは間違いありません。
ですが、親しい間柄であるほど、それを拒絶されたときには傷ついてしまうこともあります。
恋人なのに愚痴も聞いてくれない
友人であればともかく、それよりも親しい間柄ともいえる、恋人やパートナーとなる相手から、愚痴をこぼすことを注意されると、なんだかやるせない気持ちにもなってしまいますよね。
それも、自分はこれまで相手の愚痴を聞いてきてあげたのに、立場が逆になった途端に、愚痴なんか聞きたくないとも言われてしまえば、そんな自分勝手な考えに怒りさえ覚えることも。
もちろん、愚痴をこぼすという行為自体がお互いの関係に良い効果をもたらしてくれるなどとは思っていなくとも、誰にでも話せることと、特別に信頼を置いているからこそ話せることもあります。
たとえ愚痴をこぼしても何の解決にならなくとも、話を聞いてもらうだけで、気持ちがすっきりし、少しだけ前向きな気持ちになれることも事実です。
それなのに、愚痴など聞くに堪えないという前提で、取り合ってももらえないとなると、いまの関係は何なのかと、虚しさを覚えることにもなります。
愚痴をこぼすこともできない関係の結末は
愚痴をこぼせないということは、弱い部分を見せるなと言われていることでもあります。
会社などの公的な場面では、そうした立ち振る舞いも求められるれ時もありますが、私的な場面、それも深い人間関係のなかで、愚痴一つこぼせない、許されないという間柄は、窮屈でもあり悲しくもあります。
そうした厳格さだけが際立つような関係を続けていけば、結果的には破綻をもたらすことが目に見えています。
愚痴とは、いわば心に痛みや苦しみを抱えている状態を指します。
そうしたものを心の中で抱えることは、より深い傷を作り出すことにもなりかねず、それを癒す行為が、親しい人に愚痴をこぼすという行為につながるのです。
それを、愚痴をこぼす人間は弱いからだとか、みっともない行為などと、心無いこと言葉を投げかけられたら、これまでの信頼関係を見直したくもなります。
愚痴をこぼすことは悪くないが注意も必要!
愚痴をこぼすことは、自分にとってはストレス解消となりますが、聞いてもらう相手には、少なからずの負担をかけていることは理解しておくことは必要です。
そして愚痴を聞いてもらった相手には、そのことに対して感謝の言葉を伝えておくことも大切です。
もちろん、自分は聞いてもらう専門で、相手の愚痴は聞きたくもないという自分勝手な行動は最も注意しなければなりません。