Contents
失恋した友達を慰めてあげたい気持ちと不安
仲良くしている友人が失恋し、何とか慰めたいと思っているが、どうすればよいのか分からない。
または、過去に慰めようとして、うまくできなかったことで、不安を抱えている。
今回は、そうした時にどうすればよいのか、そして絶対にしてはいけないなどを考えていきたいと思います。
冗談や下手ないじりは悪手
失恋したことで気落ちする友人を少しでも元気になってもらおうと思い、その場の空気に合わない冗談やイジりを行うのは避けた方がよいでしょう。
自分の中では楽しい気持ちにさせる自信があるのかもしれませんが、プロの芸人でさえも、普段の場とは違う、不祥事の弁解や慎むべき場で笑いを取ろうとし、逆に不興を買うことも少なくありません。
何事もない日常のシーンであれば、すべっても自分が恥をかくだけで済みますが、落ち込んでいる友達の前で失敗すれば、より傷つけかねない場合もありますし、面白くもないのに逆に気を遣わせ負担をかけることにもなります。
それでも冗談の一つでも言わなければ気が済まないというのであれば、大事な友達をひとり失っても構わないというぐらいの覚悟をしてください。
別れた相手の悪口を言うのも厳禁
慰めているなかで友達が別れた恋人のことを非難するときがあります。
しかし、慰める手伝いというつもりでも、一緒に悪く言うことは厳禁です。当事者が言うのであればともかく、それ以外の人間が、同じように言えば角が立ちます。
別れたとはいえ、これまで真剣に付き合っていた相手のことでもあるのです。そこには別れたからといって簡単には収拾がつかない気持ちもあり、それを好き勝手言われるのは、自分自身もけなされたと思ってしまうのです。
それでなくとも、別れたことでナーバスになりがちなので、あまり刺激の強い言葉や表現は避け、優しく、思いやりのある言葉を選択していきましょう。
誰しも傷ついているときには、良くも悪くも相手の言葉に敏感になります。だからこそ意識して友達に優しい言葉をかけてあげれば、きっといつも以上に伝わり、心も慰められるはずです。
言葉で慰めるのが苦手な場合であれば
慰めたい気持ちはあるが、言葉が上手くでないなどという人は、相手の話をじっと聞いてあげることがおすすめ。
失恋したことで取り止めのない気持ちを整理するには、心にため込んでいた気持ちを吐き出すことも大切です。だからこそ、変に茶化したりせず、じっと真剣に耳を傾けてくれる友人の存在というのはとても有難いものなのです。
言葉で慰めるのが苦手な人であれば、いくらでも付き合うからと言って、友達の聞き役に徹することで、それが失恋の痛手から立ち直る一番の良薬になることもあるのです。