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同じ地域でも大人が子供に声掛け出来ない背景とそこに抱える矛盾を考える

投稿日:2017年6月26日 更新日:

近所の子供と交流できない背景

昨今、幼い子供を巻き込んだ残忍な事件が多くなっている事から、近所の子供にも気安く話し掛ける事が出来ないと、同じ地域に住むお年寄りが嘆いているというニュースを見ました。

確かに、私が子供の頃には、地元に限らず、大人から話かけられても、それが犯罪者の手口かもしれないという観念さえありませんでした。

それが変わったのは、やはり、今も似たような事件が起こると、語られる事が多い、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件。

まだ当時、私も幼かったのですが、連日、テレビで報道され、日本中を震え上がらせた、およそ人間の行いとは思えない残酷極まりない事件は、世間を始め、親が、子供が知らない大人から声を掛けられるという行為に、とても敏感になった事は覚えています。

とにかく、

『知らない人には絶対に付いていっては駄目』


『知らない人に声をかけられても答えず、その場を離れなさい』

当事、そう、私も両親から言われた事を覚えています。

この事件は、犯人が逮捕され、解決を迎えても、日本国民に大きな傷痕を残す事になりました。

その後も、幼い子供が、大人の身勝手な理由で犠牲となってしまう事件が消える事なく、もはや、見知らぬ大人との交流は、百害あって一理なしと、教訓に姿を変えています。

それでも寂しさを拭えないと言う大人の意見

何時の世も、元気の塊、純真さを写したような子供を愛しく見守る大人は数多くいます。

そうした、ただ一切の邪気なく、一言の挨拶でも交わしたいと思っている大人からみれば、かつてそれが自然に出来た昔と比べ、いまは声を掛けても返事どころから、警戒心を前面に出され、無言で走り去っていくという子供の姿に、寂しさを持ってしまうのも無理もありません。

しかし、そうした行動を取る子供も、親が、事件に巻き込まれないようにと自衛手段で教えに従っているだけで、誰かを傷つけるために取っている行動でもありません。

大人に比べ、あらゆる面で、非力な存在の子供が、その身を守る術は限られており、それが、ただ子供と触れ合いたいと言う大人に寂しい思いをさせても、一部の非道な大人による犯罪に巻き込まれない為には、正当な行動とも言えます。

昼下がりの公園と言えば、様々な人の憩いの場で、近所同士の交流の場でありましたが、今は、砂場で小さな子供たちが遊び。

それを少し離れて見守る母親たち。ベンチに腰掛け話をするお年寄り同士と、お互いがその場いる事は意識していても、それぞれのラインから一歩出る事はありません。

例え、親がその場を少し離れている時に子供が泣き出しても、同じ公園内にいる誰かが駆け寄り事情を聞くという事も、どこかためらいを覚えてしまい、見過ごすことも少なくないのが現状です。

悪意ある大人から子供を守る手段が抱える矛盾

極力、知らない大人との関係を持つ事を断つ事が、可愛い我が子を守る自衛手段とされる一方、それを肌で感じている周囲の大人も、良かれと思った行動でも、あらぬ誤解を受けたくないという事で、近所の子供に対して関心を持つ事を避けるという情況を作り出してもいます。

そうした状況は必ずしも、良い点ばかりではなく、無関心による見過ごしを生む事にもなっています。

子供が犠牲になる事件が起こるたびに、ニュースを通して、地域に住む人が、子供たちへ注意を払うこと、大人による見守りと、監視を求められる声が聞かれます。

しかし、実際の所は、子供を持つ親も、昔のように地域ぐるみでの交流が少なく、近所周りの家族構成さえ満足に知らない事も珍しくありません。

そんな事情もあり、同じ地域の大人も、見知らぬ大人と同一視されてしまう事が多い中では、互いに関わる事を遠慮してしまうのです。

こうした風潮は、特に都市部や、新興住宅地などでは顕著です。

逆に、地方の一部では、まだ地域性のつながりが強い所が存在し、今でも近所の子供に対し、声掛けや、あの子供は、○○さんの長男坊などと、自然と近所の人達による情報共有がされています。

こうした地域交流が活発な所が増える事が、未然に事件を防ぐ手伝いになる事は間違いありません。

しかし、その一方で、地元でも活動的だった人物が、事件を起こすなど、それを覆すような事もあり、いまだ、その解決をみる答えが見つからないのが厳しい現実でもあります。

ただ、それでも、誤解を招くからと、無関心が根付いていくような方向だけには、なってほしくないと切に願います。

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