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交際人数が多いことを自慢する人
世の中には、たくさんの自慢話が転がっています。そんな中のひとつに、わざわざこれまでの交際人数を自慢する人もいます。
交際した経験を勲章とでも思っているのか、とにかく聞いてもいないのに自ら周囲に吹聴する。今回は、そんな交際経験を自慢をする人を考察していきたいと思います。
経験数の多さでマウントをとりたい
わざわざ第三者に経験の多いことを言いふらす理由として考えられるのは、それをもって自分がいかに異性との関係が華やかであるということを伝えたいのだと思います。
今でいうなら、その場にいる人たちからマウントを取りたいという自己顕示欲を満たすためだけの行為ともいえます。
ただし、一般的な倫理観を持った人たちからすれば、異性の事をおよそ性欲の対象としか思っていない人間。または、ずいぶんと下世話なことを自慢に思って生きている人なのだなと、心の中で軽蔑されるぐらいでしかないありません。
それでも、そうした発言をする人がいるのは、あくまで自己満足目的ということに尽きる点と、一部にそれを面白がって持て囃す人たちがいるからでしょう。
恋愛上手とは似て非なるもの
異性との交際関係が豊富であるからと言って、恋愛上手とは限りません。老年の人がこれまでの交際関係を語るのならともかく、まだ若いうちより多くの人と交際をしてきたと豪語するのではわけが違います。
つまり、ひとりの人とそれほど長く続かなかったからこそ数をこなすことが出来たとも考えられます。長く一人の人と付き合ったからと言って恋愛の経験が豊かとは言い切れませんが、飽きたらすぐに別れるようなことを繰り返している人よりは、様々な体験をしているはずです。
それでも交際経験が豊かな人だけが持つものがあるとしたら、付き合うという形に持っていくまでの技術や成功体験ではないでしょうか。
そこに注目するのであれば、相手の心に入り込み、掴む術は認められるのかもしれません。
しかし、出会いと別れを繰り返すことに慣れすぎると、じっくりと腰を据えて人と向き合う姿勢を疎かにする原因ともなり、あらゆる人間関係に対して淡泊になってしまう可能性があります。
羨むことでもなければ、悔しがる必要もない
交際経験の人数を誇る人からすれば一種の自慢話のつもりでしょうが、これまで考察したように、あくまで自分とは関わりのない他人の人間関係の話にすぎません。
華やかに見える部分も、広く見えても実はともて浅い関係しか築いてこなかったという見方も成り立ち、そう考えると、羨むことでもなければ、悔しがるような話でもないことが分かるでしょう。
もし、知り合いがそのような話をしても、相手が喜ぶようなお世辞を言う必要もありませんし、本人がそれで満足しているのなら説教めいたことを言う必要もないでしょう。
ただ、取り立てて自分の人生の参考になることもないと流せばよいだけです。